オススメの映画は?という質問は、映画が好きだと言うと
ほぼ100%聞かれる質問ですが、結構返答に困ったりします。
もっぱら『魔法にかけられて』と返答するわけですが、
便宜上ではなく本当にオススメの作品です。
おとぎ話のお姫様がNY流にお洒落を学んで
どんどん可愛くなっていく描写だけでもう女子からしたら楽しいんですが、
今回はそういった女子の変身をテーマにした映画を巡ります!
『ミーン・ガールズ(2004) 』
◆あらすじ◆
親の仕事の都合で長いことアフリカ暮らしだったケイディは
アメリカへの引っ越しに伴い16歳にして初めて学校に通うことに。
初めての学校生活で孤独を感じていたケイディに
声を掛けてくれたのは、はみだし者のジャニスとダイアン。
初めて出来た友達と楽しく過ごしていたが、
ひょんなことから、学校に君臨する三人組
『プラスチックス』のトップであるレジーナに
プラスチックスの仲間にしてもいいと誘われる。
大のプラスチックス嫌いのジャニスから話を聞いていた
ケイディは迷ったが、一目ぼれしたアーロンとの
仲を取り持ってくれるというレジーナの言葉を受けて
プラスチックスに入ることを決めた。
けれどもレジーナに裏切られアーロンを横取りされてしまうと、
アーロンを取り戻したい一心で、
周囲をないがしろにするようになってしまう。
三人組を仲違いさせたり、裏で悪口を言ったり、
気付けばどこからどう見てもプラスチックスになっていた。
他人を巻き込み友達も自分も傷つけて、
最終的に彼女が見つけた大切なこととは・・・。
ということで、
最近でいう『マウンティング』にもっと色々絡み合った、
女子高生らしい諸々が観られるこの作品。
どんな学生時代を過ごしてきた女性にも、
どこか共感というか、あったなぁと思う部分が一つはあると思います。
この作品の見所は女のドロドロや定番の逆転劇ではなく、
狡猾で逞しくて、でも素直な女子高生の心理ではないでしょうか。
大げさに見えるかもしれませんがやり取り自体は結構リアルで、
場面場面での言動はその裏にある感情の動きまで、
手に取るようにわかるよ~って人も多いのでは。
実際私自身も思い当たる節があるようなないような・・・(笑)
原作がノンフィクション小説だということで、このリアリティも納得です。
主演のリンジー・ローハンこそ身を持ち崩していますが、
その他脇を固めるメンバーの豪華さは当時だから観られるもの。
スターダムを駆け上がる前の初々しい姿をぜひご覧あれ。
ある意味彼女たちの人生こそ「女の子の大変身」の最たるものかもしれませんね。