気が付いたら12月。もう今年が終わってしまうのか……と驚いています。
やり残したことがなかったかどうか思い出していると、
つい現実逃避に過去に戻れたらなあ、なんて考えてしまいます。
そんなわけで、今回はタイムリープものの作品を紹介します。
◆僕だけがいない街
ジャンル:サスペンス・ミステリー
作者:三部けい
出版社:KADOKAWA
発表期間:2012年6月~2016年3月
巻数:全9巻
作中に北海道の雪景色がよく登場するので、冬の印象が強い作品です。
個人的には冬のタイムリープものだと「僕だけがいない街」を、
夏のタイムリープものだと「STEINS;GATE」を思い出すという余談でした。
~あらすじ~
29歳の売れない漫画家・藤沼悟は、自身の意思とは関係なく発動する、
悪いこと(事件や事故)の原因が取り除かれるまで、その直前の場面に
引き戻される現象「再上映(リバイバル)」を日常的に体験していた。
ある日悟は母親の殺害事件をきっかけに、2006年の東京から1988年の北海道へリバイバルする。
1988年の北海道で起こった悟の同級生が犠牲となった連続誘拐殺人事件と、
未来の母親の死を阻止するため、悟は奔走することになる。
私は全12話のアニメ版を見ていましたが、最初から最後まで視聴して
タイトルの意味が分かったときに、すごいものを見たと感動しました。
なかなか心が折れそうな展開が続くお話にはなっていますが、
最後はハッピーエンドと呼んでも差し支えない内容だったと思います。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONが歌っていたアニメ版の
オープニング曲「Re:Re」がとても良い曲なのでオススメです。
主人公の悟の小学生時代の声を土屋太鳳さんが担当されていたのですが、
中身が29歳の小学生という難しい役柄をとても可愛らしく演じられていて、
アニメっぽくなりすぎてない感じだったのが作品の雰囲気に合っていて素敵だなと思いました。