先週の金曜日で会社の健診期間が終了しました。
コロナ禍でこの一年の間に生活スタイルが変わったよ、
ていう人も多いかと思いますが、私もその一人で、
この変化がどのような形で結果に返ってくるのか気になっています。
とここで、健康にまつわるちょっと気になった話を一つ。
通勤で毎日東京駅を利用しているのですが、
駅構内の一角にあるごはん屋さんの前でお相撲さんが3人、何やら話していました。
どうやらご飯を食べたいけど店内の広さ的に3人は無理そうで
買って新幹線の中で食べようか、みたいなことを話し合っています。
言われてみれば、日本のごはん屋さんって椅子も小さめだし
シート席は固定されていたりして机との隙間が狭いので
お相撲さんのように体の大きい人は不便ですよね。
店内の通路も狭く、椅子を引いてしまうとすれ違えない、
なんてこともよくあると思います。
肥満の少ない日本らしいといえばそうですが、
なんだか気になったので調べてみました。
アメリカでは成人の31.8%が肥満に属していると言います。
では日本はというとなんと4.5%で同位帯に並ぶのは
太っているイメージの湧きづらいアフリカやアジアの国々。
(参考)http://top10.sakura.ne.jp/WHO-WHOSIS-000010R.html
(※ちなみに上位に多いのもアフリカの国々だったりしますが、
ここは人口と食育が関わってきている気がしますね。)
この違いはきっと遺伝子なんじゃないかと想像できますが、
実際のところ日本人は『太れない』のだそう。
日本人の遺伝子は肥満に弱く、高度肥満になる前に
糖尿病や高血圧などの所謂「肥満症」になりやすく
減量する必要に迫られるため太った体型を維持することが難しいそうです。
よく、アジア人は太りにくい体質などと言われますが、
日本人が持っている遺伝子は「太りやすく痩せにくい」もので
遺伝子だけでみればアメリカ人の方が健康的に太れて、
しっかり痩せられる羨ましい遺伝子を持っているようです。
以上のように、実は太りやすい日本人になぜ肥満が少ないのか。
結局のところ食生活なのでは?と安直に考えてしまいますが、
それに関して面白い分析を見つけました。
『Why is it so Easy to be Thin in Japan?』
この動画はアメリカ育ちの日本人が制作したもので、
以下の通り日本人に肥満が少ない要因を考察しています。
・安価な食事のバリエーションが豊富であること
・バランスの悪くない食事をとれる便利な環境
結局はヘルシーな選択が不健康な選択と同じくらい簡単にできる環境が重要なんじゃないかと。
アメリカだと水以外は加糖飲料しかない自販機も多く、
ちょっとした日常でヘルシーを“選べない”環境なんですね。
沢山の選択肢があれば、太っていることが
健康に悪影響と身をもって知っている日本人は
あまり無謀なチョイスをしないから肥満が少ないのかも。
私自身は幼稚園児の頃から子供向け番組で
食育のコーナーを見ていた記憶があるのですが、
小さな頃から考えることも大切なんじゃないかななんて考えてしまいます。