映画探訪第9回目。
これまでにブログにしてきた映画、振り返ると洋画ばかりでしたね。
邦画ってあまり見ないんですよ。
映画館が好きな人間なので、
映像美やアクション系の作品を選びがちで、
邦画のように内容に重点が置かれている映画はお家で観ることがほとんど。
そんな私がお家で観た映画で印象に残っているのが
『半落ち(2004)』
同名小説が原作のミステリー映画。
「半落ち」とは警察用語で、一部自供を表すそうです。
現職警官の男が妻を殺したと自首をしてくるけれども、
動機や殺害方法については話したものの、
自首するまでの2日間については頑なに口を噤んでしまう。
警察も、検事も、弁護士も、裁判官も、全員が何らかの理由で
真実の追及を諦め、事件は半落ちのまま幕を下ろす。
空白の2日間、半落ちの男が口を噤んだ真実とは…。
有名な作品なので、小説か映像かで見たことのある方も多いのでは。
私は映像化されたと知って小説を読んだので、
映画→小説→映画というよくわからない順序で見ました。
小説のほうが描写や心情が細かく表現されているので、
読んだことのない方は小説も読むことをお勧めします。
真実が最後の最後に顔を出すため、何を言ってもネタバレになりそうなので、ここで一つ特に関係ない私の半落ちにまつわるエピソードを話そうかなと。
この小説を読んだ当時私は小学生だったのですが、
6年生の時に受けた模試でこの「半落ち」の内容が国語の問題として出題されました。それも一番大切なオチの部分。
私は過去に読んだことがあったので解けたわけですが、
読んだことのない人が解くには些か難しい出題だったし、
何より名作をこんな形でネタバレされてモヤっとした思い出があります。
模試で出た小説のタイトルなんて覚えてないよ!
なんて言われそうですが、
ナンセンスな出題者だなぁと当時の私は思っていました。
そんなどうでもいい個人的なエピソードを紹介したところで、
切りがいいので今回はここまで。
映画探訪のはずが小説紹介になってしまったような気もしますが、
これからも色々な映画を巡っていきたいと思います!