建築誌に掲載された作品が都内に有りましたので、見に行ってきました。
建築作品として紹介される建物は、比較的遠方に多い傾向です。
いかにも大学のキャンパスといった感じです。
キャンパス内のあちらこちらで学生達が談笑しています。
「しっかりと勉学に励んでいるか!」と、つい声をかけたくなる程、
楽しそうな雰囲気が漂っています。
この6号館が「新建築」に掲載された建物です。
実際に見ると迫力があります。さすが、日建設計の設計ですね。
ソフィアタワーの1階エントランスに、私の好きな「建築模型」が
飾ってありました。
もう一枚、撮りました。
ガードマンの方がいましたが、「ご苦労様です。」と声を掛けられました。
多分、施工が大成建設なので工事関係者と間違えたのでしょう。
この建物を見ての印象は、今までの大学の校舎と機能の概念が
全く変わっている点です。
このエントランスから中に入ると・・・
従来の階段室というものではなく、エントランス前に広がる中庭風の
アトリウム空間といった感じです。
その空間で上下階が繋がり、開放感と高いデザイン性を感じます。
エスカレータで上の階に上がると、このような空間が広がり、
両側に開放型の教室が並んでいました。
授業中でしたが、全く窮屈な重い感じがしません。
授業が終わって、校舎の移動も苦ではありません。
1階部分はキャノピーになっており、広い空間を多目的に活用しています。
渡り廊下から上を見上げると、建物に圧倒されそうです。
天気の良い時は光を受けて、雨天時には屋根部分が歩行出来ます。
外部階段のコンクリート壁が、個人的に気に入りました。
コンクリートの打ちっ放しも綺麗に仕上がっています。
見学に来た甲斐が十分に有りました。
魅力のある建物を見ると、とても気分が良いものです。
それにしても「都市とキャンパスを繫ぐ」というコンセプトの中で
余りにも素晴らしい校舎でした。
私は心の中で「学生諸君!勉強ガンバレ!」と叫ばずには居れませんでした。