
時折映画熱が盛り上がる時がありますが、
なんとなく機会を逸して見に行かないまま過ぎることも多いです。
わざわざ出かけるとなると、本当にそこまでして観たいか?
と問いかけてくるぐぅたら魔人を脳内に飼っているので、
なんだかんだ、やっぱや~めた!となってしまいがち。
仕事終わりのちょうどいい時間に観たいやつが上映していたらいいのに・・・。
そんな魔人に打ち勝って、珍しく観に行った作品がこちら。
『名探偵ポアロ;ベネチアの亡霊(2023)』
オリエント急行殺人事件→ナイル殺人事件→ベネチアの亡霊
名探偵ポアロのシリーズは今のところ外れなく面白いです。
THE・古典のどっしりと構えた一作目、
華やかで映画然とした二作目、
そして三作目の今回はホラーテイスト?!
ということであらすじです。
◆あらすじ◆
ベネチアで隠遁生活を送っていたポアロのもとに、
旧友の推理小説家オリヴァが現れ降霊会への参加を持ち掛ける。
一年前に最愛の娘を失ったオペラ歌手ロウィーナの依頼で、
ハロウィンの夜、霊媒師による降霊会が行われるらしい。
死後の魂の存在を信じないポアロはトリックを明かすべく
小説家の挑戦を受ける形で降霊会に参加することになった。
参加者は全部で11人。
館の女主人ロウィーナ、霊媒師の女、その助手の姉弟、
医師とその息子、家政婦、そして娘の元恋人、
ゲストに小説家のオリヴァとポアロとその用心棒。
降霊会では霊媒師が不可解な挙動で「お前が殺した、人殺し」と叫び、
参加者は半信半疑ながらもその鬼気迫る様子に恐れを抱く。
そしてその夜、参加者の一人が遺体となって見つかってしまう。
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今作のモチーフとなった原作小説は、
1969年に発表された『ハロウィーン・パーティー』だそうです。
実はアガサ・クリスティの小説はあまり読んだことがないので詳しい内容は分かりません。
ホラーテイストといえどポアロだし非科学的なことが起こるわけ・・・、
と舐めてかかったのですが、思いの外がっつりホラーで
「夢に見るわ!」と思いながら鑑賞していました笑
映像的には敢えて古典的な演出がされている印象で、
場面のカットや構図も80年代以前の香りを随所に感じます。
舞台が1947年ということで、映像的にも古っぽさを演出していて
「舞台が過去なのに妙に近代的な香りがする」ということがなかったなと。
事件で使われたトリックはひとまず置いておいて、
ポアロ作品は犯人探しが一緒にできるのがいいですね。
きちんと視聴者目線でヒントを拾えるようになっていて、
推理の時に「それ聞いてないよ!」ってこともなく、
だよね、という感じで納得して観られる作品でした。
無理筋のどんでん返しがあるものもいいですが、
こういう一つ一つタネがしっかりある作品も見ていて楽しかったです。