オススメの本その45『楽園とは探偵の不在なり/斜線堂有紀 著』【CAD 派遣 求人 アルファコーポレーション・ALNET】
夏の読書感想文シリーズ第四弾その②!! (全2回)

オリンピックも始まり目から耳から肌から夏を感じる今日この頃。

あまりの暑さに外に出るのも億劫ですが、

そんな時こそ、読書で冒険の世界へ!

 

読書感想文シリーズ第四弾その2(全二回)』!!

 

『楽園とは探偵の不在なり』斜線堂有紀/著

こちらも前回に続き【書店員がオススメする夏の50冊】から選びました。

特に夏らしさはなく、読むのに時間がかかるわけでもなく。

なぜ夏に読みたいと思ったのか書店員さんに聞いてみたいところ(笑)

◆あらすじ◆

5年前、地球上に突如として現れた謎の生物。

2人以上殺した人間を炎で包み地中へと引きずり込む。

その生物の登場で、地球上から連続殺人は消え去った。

人々は異形の生物を畏れ、または崇拝を込めて「天使」と呼んだ。

 

天使の登場によって殺人事件は有り様を変え、

商売あがったりな探偵の青岸は、

天使を信奉する資産家常木に招待され、

彼が所有する天使が住む島「常世島」に足を踏み入れた。

 

2人以上殺せば天使に連れていかれる世界。

しかし天使に囲まれたこの常世島で、

青岸はありえないはずの連続殺人に遭遇することになる。

 

 

 

 

タイトルにある「楽園とは」という切り口でミステリを見るのは初めて。

 

読み終わった感想として、

楽園とは  外界と自分とを切り離すこと  ですかね。

永遠に自分を蚊帳の外に置き続けることが出来れば、全ては他人事になる。はず。

 

正義の希求を諦めることで、果たして人々は楽園へたどり着けるのでしょうか。

一人までの殺害なら神によって許される(と信じられる)世界での正義って何でしょうね?

 

最近流行り?の特殊設定ミステリ

かなり変わった設定のミステリ小説ですよね。

あらすじをみて、「天使」という絶対的役職が存在する

ディストピア的な世界でのお話なのかと思っていたら、

まさか本物の「天使」がでてくるとは!

 

ファンタジーな存在と、殺人事件という現実問題の共存。

どっちにどれだけ寄せるのか、という点に関しては

天使の扱われ方がふわっとしていたかなという印象。

(いなくてもいいとは言わないけど、いなくてもいい・・・うん) 

 

天使というファンタジーの存在こそが

ほかのミステリとの一番大きな違いなはずなので、

もう少し「天使がいたからこそ」な何かが欲しかったですね。

 

あらすじで目を引くだけに、読んでいての納得感がちょっと薄かったなぁと。

読者のレビューにも多くあったように、設定が甘い感じがあり、

夏休みにとっぷり本格ミステリに浸かりたい!みたいな方にはオススメしないかも。

 

 

まあそれはさておき、夏の読書感想文シリーズ、

今年の二冊は軽めに楽しめる印象ですがいかがでしょうか。

 

旅行の移動中などにぐっと集中して読める感じなので、

ぜひ旅のお供に読書をどうぞ。

 

 

余談ですが。

今年の読書感想文を書くにあたり電子書籍デビューいたしました。

慣れていないのでやっぱり多少は読みづらいなと思うのですが、

持ち運びの手軽さはやはりいいですねぇ。

 

手元に置くほどではないけど読みたい本があれば、

今後も積極的に活用したいなと思えるツールでありました。

 

貯金吸い取りマシーンになるポテンシャルを秘めているので、

迂闊に吸い取られないように自制しながら共存していこうと思います()

 

以上、CAD・派遣・求人の㈱アルファコーポレーションでした。
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