実生活において独り言を活用することは中々ありませんが、
人狼ゲームでは「独り言」がそれなりに活躍します。
オンライン上の長期人狼ではこの独り言の活用が
ゲーム面でも精神面でもポイントになってくるのです。
ゲームが終わると全員に公開されるものなので、
開けてビックリのエンタメ的に活用することもできますが、
後から見て、その時の感覚を辿れるように書き記すことで、
自分の思考の遷移を正しく辿ることが出来るだけでなく、
感想戦では非常によい振り返り材料になります。
活用方法は色々ありますが、
自分は主に思考整理枠として活用していました。
というのも、日程が進むにつれて、
その時点で感じていた違和感や、
その時点の相手の思考を忘れてしまうからです。
それがどんな時に困るのかというと、
未来の自分が未来の時点で誰かの思考開示を受けた時、
過去の時点での感情や見え方を覚えていないと
相手の思考のブレが追えなくなるため
正しい判断ができないことがあるのです。
ここで独り言にきちんと残していれば
過去と現在の思考を整理し伝えることが出来るので
白黒判断しやすいですし、逆の立場でも疑いを晴らしやすい。
例えば、とある人物を疑っていたとして、
二日目時点と最終日で意見が全く転換していたとします。
質疑応答でその思考推移の辻褄が合わない限り、
黒塗りのための主張転換の線が濃厚だと判断して、
脳内グレスケ*で正しく狼ポイントに1点加算できるでしょう。
しかし、こちらが相手の思考遷移を辿れていなければ、
狼の返答にまんまと騙されてしまうかもしれません。
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*グレスケ…グレースケール。白=人、黒=人狼として、
灰に対する疑いの濃淡を示すもの。
例)A~Eの5人のグレスケ
白:A<B=C<D≦E:黒 →Eが一番疑わしい
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もう一つ、個人的にオススメの独り言活用方法は、
騙り役職及び潜伏役職の時に『騙りの対象』ムーブの独り言を落とすこと。
思考を『騙りの対象』の視点に整えられるだけでなく、
発言を客観視し、その役職らしい感情表現が出来るようになります。
(感情面って意外とボロが出やすいポイントなんですよね)
その他、
RPの設定の詳細・小ネタの解説、
プレイヤー(=中の人)としての感想・コメント、
ガチでただの独り言、なんて場合もあります。
また、表で大っぴらに触れられない
メタや推理や敢えて伏せている考察なんかは
「あとで灰(独り言)読んで」話題転換することも可能です。
人狼の便利ツール“独り言”。
ぜひ上手活用して人狼を楽しんでください!