夏の暑さが年々厳しくなっている気がしますが、
そんな時は、まったり読書。いかがでしょうか?
『読書感想文シリーズ第三弾その1(全二回)』!!
さて、今年も読書感想文の季節がやってまいりました!
今の子どもたちも読書感想文ってやっているんですかね?
まあそんなことは置いといて、
今年も独断と偏見のもと“読書感想文”の雰囲気に合う本をチョイスしました!
ということで今回の選出はこちら、ドドン!
■『海のはてまで連れてって』アレックス・シアラー/著
ちなみに、オススメの本その20(*)は
(*『チョコレートアンダーグラウンド』)
この作家さんの同名小説の漫画化作品になります。
子供のころ誰もが考えたような物語が本の中で実現される、
まさに児童文学においてはずれなしの作家さんです!
◆あらすじ◆
父さんは豪華客船で働いていて、
“ぼく”と、双子の弟“クライブ”はいつもお留守番。
しかし今年の夏はそうはいかない!
二人は父親の船にこっそり忍び込み、
豪華客船の旅についていくことにしたのだ。
秘密の潜入ミッションかと思いきや、
海賊の侵入により船は危機的状況へ…⁉
舞台は夏!海!大冒険!
夏の読書にぴったりの作品ではないでしょうか?
どこの国でも、夏の日差しの開放感は共通のようです。
主人公の目線で描かれる物語なので、一人称は“ぼく”。
そのため最後まで主人公の名前が分からず、
双子の弟や父親まで、ついぞ彼の名前を呼ぶことはありませんでした。
本名は何なのでしょうね。
気になる。
ミステリをよく読む者としてはつい深読みしてしまいます笑
密航に対決に、ワクワクの冒険譚は程よいスケールで面白いです。
内容は小学校高学年~中学生向きな感じ。
今読むとやはりいらんことが気になってしまいます。
ただ、児童文学なのでもちろん子供向けなのですが、
大人が読んでも楽しいし読んで損はないのは断言できます。
子供にも大人にもしっかり面白いのは、
やはり作品としてしっかり軸があるからでしょうね。
読後感は爽やか!家族ってやっぱりいいよね、となる内容で、
ぜひ夏休みの本に困っているちびっこがいたら
ご家族で読んでみてください~。