突然ですが、人狼ゲームの難しい所と言えば、
「足並みがそろわない時の対応」だと思うんですよね。
思考方法って人によって異なるので、
やや極端な言い方にはなりますが、
発言や性格要素を無視してシステマチックに人狼を追い詰めたい人もいれば、
ノイズを排除して自分の考察と対話で人狼を追い詰めたい人もいます。
例えばよくあるものとして挙げられるのが“初心者の扱い”。
それなりにこなせる初心者は置いといて、
もうガチガチの初心者はすぐに見分けがつくので、
その一挙一動から明言はしていなくても役職が透けます。
メタいですがもうこれは致し方のないことです。
(故に初心者RP(CO)は紳士協定違反とする村が多いんですね)
能力処理を行わなくでも90%くらい白(あるいは黒)だろうな(メタ)となるわけですが、
この初心者を白扱いするのかどうか、というのは結構判断が分かれるところになります。
メタ推理はほぼ紳士協定違反なんですけれど、
色が分かっているのに能力を使いたくないという心理ももっともで、
でも初心者で白透けたから白!なんて表では言えないし…。
こういう時に、始めに挙げた思考方法の違いが出てくると、
「白放置で他に能力を使おう派」と「初心者の推理は手に負えない部分があるので能力を当てて早めにノイズ排除したい派」が生まれてしまうわけです。
自分が参加した村では後者の対応が多かったと思いますが、
どちらかというとお国柄的な要素が強く出た結果かなと。
基本的には初心者に優しく、でも対話のレベルは高く、
先に色を付けてお弁当、またはサクッと吊って墓下でお勉強。
この対応が当時参加していた村の基本スタンスだったように思います。
一見優しいのか優しくないのかわからない対応ですが、
結局灰のまま決め打ち*まで放置されて、
(*誰かを人狼だと決め打って吊らないと負けてしまう段階)
初心者だから白だと思っていたけど他が白いから吊ろう、
みたいな流れになって、上手く自己弁護できずに吊られて戦犯。
なんてことにはならずに済みますし、それなりに優しい対応だと思います。
やられる側は結構ビビりますけどね!笑
一応、目に余るような人物や体調不良の人に対する
突然死(=1日発言がない人は翌日以降死亡扱いとなる)防止や
あらゆる面での救済措置として、
手数的に余裕があれば人狼が噛んでくれたりもします。
基本的にはノイズ除去ですが、時折優しさで行われることも。
通称バファ噛み(=バファリン。半分は優しさで出来ています)。
人狼側の厚意とゲームバランス維持その他、
戦略的意図をもって行われることのある襲撃です。
確定白(お弁当)からの安牌襲撃、又は色見のための吊り。
ここら辺が初心者には優しい対応として挙げられますが、
能力を一回分無駄にする前提の手順と言えなくもないので、
人狼側に(主に思考隠しとして)利用されることも多く、
狼探しという点で一歩出遅れるのは如何ともしがたい所。
妥協点が見出しにくいスタンスの部分での方向性の違いは
村の解散()も招きかねないので、
そんな場面で活躍するのがまとめ役だったりします。
雑に扱われがちですが、いざという時に頼りになるのがまとめ役。
皆さんもできるだけ優しくしてあげましょう(笑)