一回寄り道を挟みましたが、
前回から引き続いてラブコメ作品をチョイスしてみました。
個人的にはワクワクするストーリー展開が好きだったりするので、
展開が読めすぎているラブコメ作品って選んでまでは観ない傾向がありレパートリーは少な目です。
ということで今回巡るのはこちら!
『愛しのローズマリー(2001)』
◆あらすじ◆
今際の際、父親の最後の言葉は『とびきりの美女をものにしろ』だった。
幼少期のハルにはそれがトラウマとなり、
大人になっても自分の容姿も顧みず、
美人ばかり追いかけてはフラれる日々を過ごしていた。
そんなある日、ハルは会社のエレベーターで
偶然乗り合わせた心理セラピストのロビンスから、
内面の美しさが外見に反映されて見える催眠術をかけられてしまう。
自身にかけられた催眠術のことなど知る由もなく、
翌日もまたハルは街で見かけた絶世の美女に声をかけた。
ローズマリーというその女性はボランティアに励んでおり、
美人な上に心まで美しいと感動するハル。
その後もデートを重ねてお互いに愛を深めていくが、
実はローズマリーは130キロを超える体型で、
お世辞にも美人とは言えない容姿だった。
やがて、ロージーが社長の娘であることがわかると、
ハルは社長に取り入るために彼女を口説いているのではと
周囲から白い目で見られるように。
そんな彼を助けようと、友人のマウリシオは
件のセラピストを見つけ出し催眠術の解き方を聞き出すことに成功するが・・・。
根本的な疑問になってしまうのですが、
心が美しいとはどういうことを指すのでしょうか。
この話のローズマリーは100キロを超える肥満体型ですよね。
すごく個人的な意見ですが、
心が美しい人は自身を律することができる人で、
ここまで肥満になるほどの食生活ってどうなのと思ったりするわけです。
元々そういう体質だということならまだわかるんですけど、
必要以上の量の食べ物を大量消費したり、
体に悪いとわかっていながら食べ続ける人って
そんなに絶世の美女に見えるほどの心の美しい人なのだろうかという疑問が芽生えます。
こういう疑問を持つ時点で私自身の綺麗な心は
どこかに行ってしまったみたいですね 笑
この映画の中では、物事の本質を見て判断し、
善い行いを見返りを求めず進んで行動できる人が
「心の綺麗な人」として描かれているかと思われます。
若干のブラックユーモアは好みが分かれそうですが、
演者たちがとてもチャーミングでテンポが良く、
声を上げて笑ってしまう場面が何度もありました。
前回今回とラブコメ作品を取り上げたので、
次回はしっとりした映画を巡れたらいいなと思います。お楽しみに!