木々は色付き金木犀は香り、五感で感じる季節になりました。
街ゆく人の服装もこっくり温かくなるこの季節。
色彩豊かな芸術に触れてみるのもいいかもしれません。
特に詳しくはないのですが、美術作品を見るのは好きで、
コロナ以前は○○展と付くものは良く見に行っていました。
絵画でいえば写実派よりは印象派が好きですが、
詳しくないので言ってしまえば何でも好きです笑
数少ない知識の中で個人的におすすめなのが
ルネ・マグリット。
シュルレアリスムの画家として有名な彼ですが、
中学か高校かの夏休みの課題で「○○展(絵画・写真など)を見て絵と感想文を提出する」、というのがありまして、その時たまたまやっていたマグリット展に足を運んだのが出会いでした。
芸術というと高尚なものという風に感じる方も多いかと思いますが、
マグリットの絵はそういう細部を楽しむ前に、
はじめましてのインパクトが大きくて、
子供から大人まで、いろんな世代がああだこうだ意見交換ができる作品が多いです。
マグリットの人物像もなんとなく親しみやすく、
幼馴染と結婚し、犬を飼い、キッチンの隅で絵を描く。
出で立ちはスーツをゆるりと着こなし、パイプを咥え、
どこからどう見ても平凡な小市民だったそうです。
何となくハードルが下がってきましたか?
こんなことを言うと怒られそうですが、
パッと見た第一印象は「トリックアートみたい」でした。
不可思議な出来事が当たり前にそこにいて、
変なのに変じゃない、普通だけど普通じゃない、
脳の錯覚を楽しんでいるようなそんな感覚です。
一目では何が描いてあるのか分からない、なんてこともないので、
絵についてや海外の文化が全く分からない!みたいな人でも
写真を見るような感覚で楽しめると思います。
最盛期から晩年にかけての写実的な作品が有名ですが、
広告デザインをしていた時代などの作風はまた違った良さがあり、
そちらも可愛らしくて私は好きでした。
どの展覧会にも言えますが、安いものではないので、
鑑賞をハズレなく満足のいくものにするためには
事前にちらりと調べてから行くのがオススメです!
学生割や夫婦割をやっていることも多いので、
家族や友人とお得に芸術の秋を楽しんでみてはいかがでしょうか♪
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