そろそろ秋アニメが始まる時期ですね。どの作品を録画予約しようか考え中です。
さて、今回も面白かったアニメ作品を紹介します。
◆新世界より
原作は実写化された『悪の教典』『鍵のかかった部屋』などで有名な貴志祐介さんが
書かれた小説作品です。『新世界より』は第29回日本SF大賞を受賞しています。
2012年10月にテレビアニメ化されて、全25話が放送されました。
物語の舞台は、人類が「呪力」と呼ばれる超能力を身に着けた1000年後の日本。
主人公は渡辺早季という少女で、早季が12歳・14歳・26歳の時期の3部構成に分かれています。
~あらすじ~
神栖66町という注連縄に囲まれた自然豊かな集落に住む早季は、他の子供達と
同様に12歳で呪力が発現し、呪力の訓練を行う「全人学級」に入学する。
仲良しの幼馴染五人で夏季キャンプに向かう早季だったが、集落の外で、
1000年前の文明が崩壊した理由と、現在に至る歴史を知ってしまう。
禁断の知識を得たことで、仮初の平和な日常は少しずつ崩れ始めていく。
アニメを見てから原作小説も楽しませて頂きましたが、どちらもなかなか
ショッキングな描写が多いので、好みは分かれるかもしれません。
SF作品あるあるかもしれませんが、専門用語も多いので、時間をつぶすのに
軽い気持ちで見るにはストーリー的にもかなり重たい作品かなという印象です。
ただ、設定が丁寧に作りこまれたシリアスなお話を楽しみたい、
ダークな世界観の話が好き、などの方にはかなりおすすめできると思います。
序盤は謎が多いですが、中盤から終盤にかけてしっかり伏線回収してくれますし、
人気声優さんの演技もあって、グッと来る切ないシーンも多いです。
アニメのキャッチコピーは「偽りの神に抗え」というものでした。
抗った果てに得たものはいったい何だったのか。興味のある方はぜひご覧になってください。