お久しぶりの人狼のブログとなりましたが、
久しぶりにも関わらずちょっとだけ頭を使う内容です。
今回は能力処理の距離についてお話したいと思います。
実は人狼って占われやすい位置、吊られやすい位置があって、
最悪想定の進行下で順番に処理されていきます。
早く処理される人ほど「能力処理が近い」ということです。
人狼では主に参加者は「多弁・中庸・寡黙」の三つに分類されます。
話さないとその人が人狼かどうかの判断がつかないので、
寡黙に位置づけられた人は能力処理(=吊り・占い)で色を見ることが多いです。
◆寡黙
そもそも話さない、話しているが内容がちぐはぐ、
初心者で何から手を付けていいのか・・・。
といったあたりが寡黙(内容寡黙)に分類されますが、
占って確定白になっても判断役として残せない不安定感に人狼サイドも村サイドも手を焼きがちです。
なので、縄に余裕があるうちは「吊り」で色見をされることが多いのがこの寡黙枠。
初心者の頃に、何もしていないのに初回で吊られた!という経験がある方も多いのでは。
これって、特別その人が疑わしかったわけではなく、
後半に残せない人物だったから吊られただけだったりします。
自己弁護が出来ないと苦しい展開になることもあるので、
早めの処理も優しさだったりするんですけどね。
◆多弁
その名の通り、たくさん話す人物のことです。
発言数だけではなく内容も濃い人が多弁に位置付けられます。
何を考えての発言なのかという思考が追いやすく、
村の為の発言も多いので限りある能力を優先的に当てるのはもったいないと考えられます。
ただ、往々にして発言力のある多弁には村が引きずられやすい為、
”ここが狼だったら怖い”の「ここ怖」枠で占いに当たることがあります。
役職に護衛が付きやすい為確定白は比較的襲撃が通りやすい位置でもあるので、
戦力である多弁をお弁当(=襲撃しやすい位置)にするのはもったいない!
ということで基本的には能力処理から遠いポジションといえます。
確定白の多弁がミスリードしないとも限りませんし、
多弁の相互監視が機能するよう灰で思考を進ませ続けるのが吉かなというのが持論です。
黒を出される以外で序盤に吊りが向くことはあまりありません。
◆中庸
思考開示はあるけれども場を動かすことのないような無難な発言が多い人のことを指します。
考察に軸が見えない、人の意見への追従が多いなど、
“戦い方”が見えないけれども言いたいことはわかるよ!な中庸ポジションですが、
能力処理では占いに当たりがち。
理由は、中庸は盤面が動くポジションだからですかね。
例えば潜伏している狩人が狼に襲撃されないように
SG(=スケープゴート)的な位置取りで中庸に潜っていたりします。
人狼陣営が偽黒を打つ時、押し負けない為に中庸に黒を出したり、
偽狩人COも検討しつつ中庸に潜伏していたりするので、
中庸を占うことで盤面が動くことが多いです。
投票周りからラインが拾えることも多々あるので、
リターンの多い占い位置と言えるでしょう。
さて、こんな感じでポジションごとの能力処理の距離について話してみました。
もちろんこの限りではありませんし、自由占い下ではまた違った動きになることも多いです。
COした役職者によっても潜伏狼像が変わる為、
村のメンバーと雰囲気を見てちょうどいい位置を狙ってみても面白いですよ。