映画探訪 その㉖~見えざる侵略者~【CAD 派遣 求人 アルファコーポレーション・ALNET】
映画探訪26。*☆

映画探訪を始めてから420日で一年になります。

こうしてみると月に2本のペースで巡っていたんですね。

外出自粛期間のお供にでもと書き始めましたが、

あの時はまさかここまで長引くとは思ってもいませんでした。

 

これからも引き続きお暇な時間のお供になるような

作品を巡っていきたいと思います!

 

最近韓国のポン・ジュノ監督作品『パラサイト~半地下の家族~』を観ました。

衝撃のラスト!みたいに言われていたので

期待していたのですが、ラストはそこまで

意外性のあるものではなかったかなと思います。

むしろ細かい伏線や目に見えない部分に対する

演者の表現力の方が見応えがありました。

 

ということで今回はパラサイト繋がりのこちら!

パラサイト・イヴ(1997)

◆あらすじ◆

事故で妻の聖美を亡くした生物学者の永島は、

生前ドナーをしていた妻の肝細胞を培養し、Eve1と名付けた。

 

Eve1は驚くべき速度で増殖し、ついには研究室から抜け出してしまう。

そこに居合わせた研究員の体を乗っ取ると静かに侵攻を始めた。

 

自身の遺伝子を完全な生命体とするため、

ヒトに成りすまし、自身と人間の遺伝子を

この世に生み落とそうと聖美の肝臓を移植された少女を狙うEve1

 

もはや彼女の侵攻を防げるものは誰もおらず、

永島は愛する妻の記憶を騙るEve1と対峙することとなる。

SFジャンルではあるものの

考えただけでぞっとするお話ですよね。

あらすじではマイルドになっていますが、

結構えぐい方法でEve1が人々を侵略していくので、

観る人を選ぶ作品ではあるかなと思います。

 

Eve1は、「そこでその人にその態度をとるのかぁ」と

感心してしまうほど、相手のウィークポイントを的確に攻めていきます。

 

脅威となる存在の脆い部分を的確に絡めとるのに、

そこにあるのは計算でもなんでもなく生存本能。

ほだされたところで見返りがあるわけでもないのに、

それでも屈してしまう人間の心もこの作品の見どころです。

 

 

絵空事のようで、実は差し迫った危機かもしれない遺伝子の暴走。

原作者が実際に生物学の研究者ということで、より一層現実味が増しますよね。

 

密かな人気作品なので、映画のほかに漫画・ゲームなどにリメイクされていたりします。

 

1997年の映画ですがさほど古い感じもしませんでした。

むしろ、あらゆる技術が発展した今だからこそ、

当時よりもリアルに感じられる部分も多いかもしれません。

 

もしかしたら、今もどこかで利己的遺伝子Eveが浸食を続けているのかも・・・。

以上、CAD・派遣・求人の㈱アルファコーポレーションでした。
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