休日に引きこもることが増えたので、アマゾンプライムやU-NEXTなどを利用して
映画やドラマ、アニメなどの映像作品を見る機会が多くなりました。
いつもの映画探訪ブログの中の人とは別の人ですが、最近観た映画の話をしようと思います。
◆007 カジノ・ロワイヤル
6代目ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグが初登場したシリーズ第21弾の作品です。
私は何故か学生時代のレポート提出に必要だったため第23弾の『スカイフォール』と、
ロジャー・ムーア時代の007作品をいくつか見たことがありましたが、
『カジノ・ロワイヤル』は原作小説のシリーズ第1作にあたる作品なので、
007シリーズがまったくの初見の方も楽しめると思います。
~あらすじ~
英国諜報機関MI6のスパイ"007"となったジェームズ・ボンドは、テロ組織への資金提供を行う
謎の男ル・シッフルの活動阻止を命じられる。彼の株価操作を食い止めたボンドは、
モンテネグロの「カジノ・ロワイヤル」にル・シッフルが現れるとの情報を掴む。
テロ資金稼ぎを阻止する為、国の資金を使ってポーカーゲームに挑むことになるボンド。
監視役として送られて来たヴェスパーとともに、モンテネグロへと飛ぶ。
原作第1作ということで、ジェームズ・ボンドが007になったばかりの頃のお話。
ボンドのアクションシーンのカッコ良さと、ボンドガール・ヴェスパー役の
エヴァ・グリーンとのロマンスが切なくて印象に残りました。
ダニエル・クレイグ主演の007シリーズ全般の特徴ですが、かなりシリアスな雰囲気です。
スマートなイメージのある従来のボンド像と比べると、血みどろになりながら格闘したり、
毒殺されそうになる描写があったり、良い意味で現実的なスパイ映画っぽさを楽しめました。
お決まりの「ボンド。ジェームズ・ボンド」という名乗りの台詞が終盤まで出てこないのも、
ジェームズ・ボンドが007として洗練されていく物語なのだと思うと、感慨深かったです。
最新作『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開日は来年4月に延期となってしまいましたが、
ダニエル・クレイグ版のジェームズ・ボンドは見納めになるとのことなので、絶対に観に行こうと思います!