今は、「夏休み」のド真ん中です
親にとっては毎年、気が重くなってくる時期に差し掛かりました。
それは、子供の夏休みの宿題が最終的には親に降りかかってくるからです。
建築設計事務所の社長をやっている友人も、専門学校に通っている息子が
前日まで、夏休みの課題になっていた設計製図を全くやっていなかった事が
判明し、親が徹夜で仕上げたと嘆いていました。
私の長男はまだ中学生なので、難しい内容ではありませんが、油断禁物の
宿題は「自由研究」という抽象的なものです。
早い所、テーマだけでも決めるように子供に言ったのですが、中々決まりそうも
ありません。
私が決めた方が早そうです。なにしろ夏休みの終盤に追い込まれるのだけは
避けたい一心からです。
夏といえば「昆虫」の季節ですね。
「生物」の分野として「蝉の幼虫の羽化を観察する」という事で、
とりあえずテーマが決まりました。
夕方、懐中電灯を持って公園の木に探しにいきました。
幼虫がいました。
一生懸命に木に登っているところを捕まえて、部屋にあるヤシの木にとまらせて
みました。
幹は気に入らないようで、葉の部分にまでよじ登っていきました。
5~10分おきに見ていると羽化が始まりました。
しかし、この後参事が起きてしまいました。
通常は、脱皮した殻の上で翌朝までに成長しますが、真っ逆さまに
下まで落ちてしまいました。
直ぐに拾い上げて幹に停まらせたのですが・・・
幹に停まらせても直ぐに落ちてしまいます。
多分、手足を引っ掛ける力が無いのでしょう。
可愛そうなので、空の水槽に小枝や葉っぱを入れてその中に
置いたのですが、やはり上手くいきません。
まだ柔らかい、湿り気のある羽が葉っぱにくっ付いてしまい
翌朝には羽がよじれた状態になってしまいました。
結局、今回の「自由研究」は上手くいきませんでしたが、逃がすと
鳥の餌になってしまうので、長男が家で飼う事になりました。
長男は無事に蝉に成長させて、逃がしてやりたかったようで残念がって
いましたが、今回の失敗で「生き物の生命」の重さを体で感じ取って
くれたように思います。
以上、「昆虫 蝉の羽化」をお送りしました。
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